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2013年8月23日

どうしてもピアキャスが見たかった

たとえば長期出張などのとき、滞在先のネット環境でグローバルIPが使えず、
PeerCast視聴を諦めざるを得ない事があるかもしれません。
何を隠そう、今の自分がそんな感じです。
「それぐらい我慢すればいいじゃねーか」というのは正論ですが、
もう生活の一部になってしまっているので(ダメ人間・・・)
急になくなってしまうと落ち着かないわけです。

そんなわけで、グローバルIPが使えない環境でPeerCast視聴すべく、
環境を構築してみました。

基本はAndroidで外出先からPeerCast視聴する方法と同じ。
自宅のPCでPeerCastを立ち上げておき、VPN経由でストリームを
受信するというものです。
視聴用のPCはノートPCを持ち込んで使用しています。

Android用の環境は構築してあったので、今回は少し手を加えただけです。


【手を加える前の構成】
Linux PC  ・・・ VPNサーバ
Windows PC ・・・ PeerCastのリレー


【今回の構成】
Linux PC  ・・・ VPNサーバ、PeerCastのリレー、YP接続用のProxyサーバ


【ポイント】
1.以前はPC2台だったが、Linux1台に集約した
2.YP接続用のProxyを立ち上げた

1について
基本的にPCつけっぱなしの自分ですが、さすがに長期間不在の場合は
電源を切りたい。PeerCastのために起動しておく、もしくはリモートで
立ち上げる等の選択は自分的にNGでした。
Linuxマシンは鯖として立ち上げっぱなしが基本なので、停電にでも
ならない限り落とすつもりはありません。

2について
pcypでチャンネル一覧を取得するのに使います。
ポートチェックや帯域チェックをクリアしないと視聴できないチャンネルも
少なくないです。
ちゃんとリレーできるIPを経由することでそのあたりクリアできます。
Proxyじゃないとできないわけでもないですが、なんとなくいちばんすっきり
解決できるのがこれだと思ったので。
VPN側をデフォルトゲートウェイにしてしまえば解決できそう?とも思いますが、
ネットワーク負荷がえらいことになりそうなので却下です。

関連して、VPN割り当てのIPに対してポートを空ければ手元のPCでも
リレーできそうですが、やはりネットワーク負荷が高くなるのと
そもそもリレーが安定するのか?っていう疑問もあるので、全力で却下。
同じ回線を共有してる人たちにも迷惑がかかりそうだし。
(今回の構成でも十分迷惑?ってのは考えない方向で・・・)


使い勝手ですが、いつも使っているpcypLiteやらpcwmpやらで普通に視聴できるので
非常に快適です。
バッファも特別多くなった感じではないので、一応安定していると思います。
さすがに多重は自重してますが・・・。

その気になれば配信もできそうですね。
しないけど。

とりあえず、こんな感じの構成で快適に視聴できてます、というお話でした。

最後に、Linux PCの構成を記しておきます。

ディストリビューション : CentOS 6.2 (64bit)
CPU : Core i5(SandyBridge)
MEM : DDR3 16GB
NIC : Intel Gigabit CT Desktop Adapter

VPNサーバ : openswan + xl2tpd
PeerCast : PeerCast Qt(Linux CUI版)
Proxyサーバ : Squid

投稿者 DOM : 2013年8月23日 00:53